
レショップがコモリとタッグを組んでオリジナルブランドを展開しだしたらしい!
どんなブランドか気になる!

サイズ展開とか含めて独特だから解説します!
こんにちは、アオイ(@aoi_fashion99)です。
今回はレショップがコモリの小森さんとタッグを組んだブランド『LE (エルイー) 』についてお話していきます。
コモリが関わっていると聞いて、興味を持った人も多いんじゃないでしょうか?
▼この記事では、以下のようなことについてお話していきます。
- LE (エルイー) がどんなブランドなのか
- LE (エルイー) が展開するアイテムについて
- LE (エルイー) の特徴的な点
- LE (エルイー) から見えるファッションの新しい形
それでは早速メインコンテンツに移っていきましょう!
LE (エルイー) ってどんなブランド?
まずは概要から。
“ベイクルーズ” が運営している “レショップ” が、 “コモリ” のデザイナーの小森さんとタッグを組んでスタートしたオリジナルブランドが “LE” です。固有名詞多すぎですね。笑
ベイクルーズといってもピンとこない人には、EDIFICE や JOURNAL STANDARD を展開している会社、というと分かりやすいでしょうか?
▼かなり適当ですが、図示するとこんな感じ。
LE というブランドの由来はフランス語の “LE” で、英語でいう “THE” にあたります。
つまり、ファッションにおける ” THE ○○ “ を展開していこう、という思いが込められているようです。
あとは、レショップ ( L’ECHOPPE ) の頭の 2文字を取ったんじゃないかな、と思います。
LE (エルイー) はどんなアイテムを展開している?
LE では、メンズ服の定番と言えるようなアイテムを展開しています。
レショップの金子ディレクターの言葉を借りるのならば、『レショップでセレクトしているお惣菜に合う主食のようなアイテム』です。
初期に展開されていたのは、Tシャツ、ブロード生地のレギュラーカラーシャツ、ボタンダウンシャツ、ナイロンパンツ のみ。
それぞれ、 “ HANES のTシャツ ” 、 ” BROOKS BROTHERS のシャツ ” 、 ” GRAMICCI のパンツ ”がインスピレーションの基になっているようです。
加えて、第2弾としてストライプシャツが 2パターンの柄で展開されました。これも BROOKS BROTHERS がモチーフなんですかね?
多分アメリカブランドのシャツがモチーフなのだと思うのですが…
さて、これだけ聞くと、『アイテム展開数少なくね?』と思うんじゃないでしょうか?
なんだか選択の幅が狭いように感じますよね。
でも違うんです。めっちゃ選択の幅があります。
これは LE の特徴的な点ですので、以下で説明していきますね。
LE (エルイー) の特徴的な点は?
『サイズの選択肢が広いこと』
これがレショップのオリジナルブランド ” LE ” の特徴的な点です。
どのブランドの洋服でも、サイズは選べるじゃないですか。
でも、それって縦横比は同じまま拡大や縮小をするイメージですよね?
LE は違います。
縦と横、それぞれに拡大や縮小します。
シャツであれば、 縦が3サイズ、横幅3サイズの計9パターンのサイズがあります。
▼イメージとしては、こういうこと。縦 (1, 2, 3)、横 (1, 2, 3)から選べます。
このサイズ展開の何が嬉しいのか?
それは、自分の好みや気分に合わせて好きなサイズ感を選ぶことができること。
180㎝くらいあっても縦横ともに最小サイズでも着ることができますし、170cmなくたって縦横ともに最大サイズを着ることができるんです。
これってすごいことだと思いませんか?
これを実現するために、サイズの調整が緻密に行われています。
まあ一応、縦は (160cm, 170cm, 180cm) 向け、横は (50kg, 60kg, 70kg) 向けという想定はあるようですが。
大抵の場合において、どのサイズでも好みに合わせて着ることが可能です。
裏を返せば、明確なイメージがない場合、試着が必須になるということでもありますがね…
店舗での取り扱いが表参道にしかないため、ちょっと購入のハードルは高いかもしれません。
ZOZOとは異なる LE (エルイー) のマルチサイズへの考え方
とまあここまでは、 ” LE ” というブランドの概要についてでした。
正直、これまでの内容に関してはググっていただければわかる内容ではありますよね。
ここからは、LE (エルイー) というブランド・特徴から読み取ることができる、マルチサイズのあり方を考えていきたいと思います。
私は、この LE というブランドのサイズの展開方法を知ったとき、ZOZOTOWNのマルチサイズプラットフォームの構想を思い出しました。
しかしよくよく考えてみると、『LE』と『ZOZOTOWN』の考えるマルチサイズは全く別のものでした。
ZOZOTOWNのマルチサイズの考え方は、自分の体型を知り、その体型に最適なサイズを選びましょうね、という考え方です。
言ってしまえば、『洋服のサイズの選び方には正解が存在するから、それを導きましょう』という考え方です。
だからこそ、 ZOZOSUIT や ZOZOMAT を展開するわけです。
しかし、LE は全く逆。自分の体型ではなく、自分の好みに合わせてサイズを選びましょうね、という考え方です。
これは、『洋服のサイズの選び方に正解は存在しないから、自分の今の気分に合わせて好きに選べるようにしましょう』という考え方です。
なぜ、このような差が生まれるんでしょうか?
私は、『ZOZOTOWN』と『LE』の顧客層の差 に注目しました。
ZOZOTOWN の顧客層の多くはおそらくファッション初心者の方々です。
ファッションについて、右も左もわからない。そういった方々は、正解を知りたがります。
そこで、ZOZOTOWNが『あなたに最適なサイズはこのサイズですよ~』と教えてあげることで顧客層を満足させることができるというわけです。
初心者の方であっても、それなりに正しいサイズを選ぶことができるわけですから、ひどいファッションになる可能性が下がりますよね?
これは、『ファッションレベルの底上げを行うこと』に貢献しています。
これは、マス層に浸透しているZOZOTOWNの考え方をよく表しているように思います。
逆に、LEの顧客層はどんな人たちでしょう?
レショップというある程度感度の高いセレクトショップのオリジナルブランドなわけですから、顧客層はファッション感度の高い方たちであることが想定されます。
そういった方たちに、『あなたに最適なサイズはこれ!』といっても響かないですよね?
ファッションをある程度知っている人で、自身のジャストサイズが分からない人なんていませんから。
では、どうするか?
『あなたのイメージにぴったりなサイズを選んでくださいね!』と、打ち出すわけです。
ファッション上級者の方たちのイメージに合うように縦横のサイズ感を変えてアイテムを展開します。
これは結果的に、『ファッションレベルの上限を上げること』に貢献すると考えられます。
▼ファッション初心者を助けるZOZOと上級者を助けるLE
というわけで、一言にマルチサイズ展開といってもいろいろあるわけです。
これからも増えていくでしょうから楽しみですね。
まとめ:レショップの気になる新ブランドLE (エルイー) に挑戦してみては?
というわけで、今回はベイクルーズが展開するレショップの新ブランド LE (エルイー) についてでした!
気になる方は店舗やオンラインをのぞいてみてはいかがでしょうか?
結構売れ行きは良さそうなので、在庫僅少かもですが…
参考になれば幸いです。では!
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▼実際にLEのシャツを購入したレビューはコチラ!

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